設立背景・活動方針

ITコーディネータの役割

我が国の経済基盤を支えている中堅・中小企業がボーダレスな大企業競争時代に勝ち残っていくためには、自社の強みを踏まえた「アジルな経営」を実践できる企業体質を作り上げていくことかと思います。

「アジルな経営」とは、「変化へ適応すべく、必要とする情報を必要とするときに、関係者がだれでも収集・活用できるシステムを構築し、第一線で活躍する一人ひとりが、そのシステムを活用し、的確な意思決定を行い、行動できる」ことを指します。

ITコーディネータは、企業の戦略策定からその実践に至る諸活動を「IT活用の視点」から各種支援を行う経済産業省の推進資格です。

しかしながら、ITコーディネータに対しての知名度はまだ十分とは言えず、活用されている企業は多くありません。

ITMSの活動方針

私どもITマネジメント・サポート協同組合(略称:ITMS)は、中堅・中小企業支援に思いを持つITコーディネータが参加して2003年に設立された団体です。

ITMSは、所属する組合員の事業活動と能力向上を支援することを指針として、独自のビジネスモデルを確立し、実践・拡大を図ることにより、次の目的の実現を目指します。

  • 中堅・中小企業の健全なIT化推進
  • ITコーディネータによる共同事業の推進
  • ITコーディネータの能力のレベルアップ
  • ITコーディネータ資格制度の普及・発展
  • ITコーディネータの社会的・経済的地位の向上

発足以来、ITを活用して企業の競争優位を獲得する「IT経営」の実現を支援できる腕を常に維持できるよう、日々知識と技術を磨いております。具体的には、年間4回のセミナーのほかスキルアップコースの開催や、研究会等の活動を通じて組合員、個人会員のレベル向上、相互研鑽に努めております。

IT経営を目指す企業の皆様に、当 ITMSを知っていただきご活用していただけることを切に期待しております。また、同時にこのような活動に賛同する ITC の皆様の入会をお待ちしております。

今なぜ「協同組合」?

協同組合とは、出資者でありプレーヤーである組合員が核となって事業を進める法人組織で、多くの組織が全国の地域経済を担い手として活躍しています。 組合員は相互に連携して「共同事業」を構築して目標を達成し、その利用分量によって報酬 あるいは配当を得ています

その目指すところは組合員の「相互扶助」とともに、その成果を組合員自らの事業に役立ててゆくことにあります。

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